実験環境を作る#1 – 高精度温度計を使ってみる

このプロジェクトの根幹でもある、「データを取得する」という行為をするにあたり、これまでいろいろな実験の中で、「基準となるデータをどう定義して取得できるようにするか」というのが課題としてあがってきました。

今回、高精度の温度計を使って、これから作成していく自作データロガーデバイスの取得した数値などがきちんと精度が出ているか、どんな特性があるかどうかなどを把握できるようにしたいと思います。

利用するのはTC0304という温度計。4つのプローブ(温度を測る部分)を接続して、4つの温度を同時に測ることができる温度計です。温度計自体はその用途や機能によって求められる精度が違ってくるので、家庭用の室内の温度計のような数百円で測れるものから、産業用や研究用に利用されるような数十万・数百万円以上するようなものまで存在しています。

TC0304

プローブ

PCにつないでリアルタイムロギング

計測グラフ

TC0304に付属するソフトウェアを使って、リアルタイムに温度計の状況を確認することができます(温度計はRS232のステレオピンジャック-PC側はUSBのシリアル通信)。ソフトウェア側ではCSVでのデータ保存ができたりします。

これで、温度の方は記録する環境ができたので、次は計測できる実際の環境を作るフェーズに移行していきます。

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